私は2年間の初期臨床研修終了後に循環器内科医として勤務しました。心臓超音波による心機能評価、心不全の血行動態に興味を持ち、医師5年目に当院循環器内科に勤務するとともに大学院博士課程に進学しました。臨床研究を行い、成果を海外学会等で発表する機会をいただけるようになり、その中で海外留学の希望をもちました。先輩医師の留学先であった、心不全の運動負荷中の血行動態評価で世界をリードする米国メイヨークリニックのBarry A. Borlaug教授の研究室へ2年半の間、留学させていただきました。心不全の病態についての多くの研究に関わることができ、さらに世界のさまざまな地域から集まるフェローとの交流や、異国の文化に触れるかけがえのない経験であったと実感しています。
群馬大学は経験豊富な指導医から研究の指導を受ける環境が整っており、また海外留学の機会にも恵まれるとてもよい環境であると思います。