現在、呼吸器専門医として、子育てをしながら外来・入院診療、急患対応、学生教育、臨床研究などを行っています。以前のフルタイム勤務でなく、当院の「医師ワークライフ支援プログラム」に登録し、短時間勤務をしています。これは出産育児や介護など家庭の都合で通常勤務が出来ない期間も、支援を受けながら離職せずに働くことが出来る当院の制度です。現代の風潮として、性別にとらわれずに仕事や家庭での役割を分担することが求められ、実際に男女問わず多くの先生がこのプログラムに登録しています。また病院全体として男性の育休取得が勧められたり、時間外勤務を減らす取り組みが行われたり、様々な方面から私たちが働きやすいように環境整備が進んでいます。
私が専門とする呼吸器内科学は、胸部異常影や咳の鑑別など、医師としてどの診療科に進んでも日常的に経験するものから、腫瘍性疾患、感染症、間質性肺疾患、閉塞性肺疾患、アレルギー・膠原病関連肺疾患など多岐に渡ります。一般内科医師として必要な診療能力を身につけられ、その上で興味のある分野を掘り下げて研究出来る点は奥深く、やりがいを感じています。疾患の特性上、急な病態変化もあり、忙しくもありますが、診療科内で連携しながらお互いに支え合って働いています。特に当科では自分のペースで、自分のビジョンに沿って活躍するためのサポート体制があり、私のように一時的に短時間勤務をしている先生も多くいますし、海外や国内への留学、研究活動など多方面で活躍されている先生がいます。働きやすい環境がととのうことで、結果としてより良い医療を提供出来ることにつながると考えています。
今後も精進しながら医師として活躍していきたいですし、一緒に医師として、呼吸器内科医として働ける仲間もお待ちしています。