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お知らせ

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消化器・肝臓内科の魅力

 消化器・肝臓内科は、消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)、肝臓、胆嚢、膵臓等の非常に多くの臓器を扱う領域です。消化管、肝臓、胆膵チームに分かれており、それぞれの分野に秀でた医師を中心として様々な診断や治療を行っております。当科の特色として手技が多く、消化管腫瘍や炎症性腸疾患(IBD)に対する内視鏡診断・治療、肝疾患に対する経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)や内視鏡的静脈瘤効果療法(EIS)・内視鏡的静脈瘤結紮療法(EVL)、胆膵疾患に対する超音波内視鏡(EUS)・内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)等、幅広く専門的な検査・治療を行っております。最先端の内視鏡システムを導入しており、最前線の医療知識や技術を学ぶには魅力的な環境が整っております。
 研修医の先生やレジデントの先生と一緒に診療する中で、特に興味を持って頂くものは内視鏡手技が最も多いです。当院には内視鏡手技を獲得するためにシミュレーターがあり、とても好評です。まずはシミュレーターで研鑽を積んでから実践に入り、上部消化管内視鏡検査(EGD)や下部消化管内視鏡検査(CS)手技を獲得します。そして、やがては内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)等の専門的な治療も徐々に出来るようになり、早期の胃癌や大腸癌を治癒させることが出来るようになります。いつでも上級医が指導する環境が整っており、安心して手技を学ぶことが出来ます。私自身も経験してきたことですが、手技が少しでも出来るようになる度に成長を感じ、達成感、充実感を段階的に得ることができます。
 また、臨床面だけでなく研究面にも力を入れており、生体ブタを用いた基礎研究や、関連病院等にご協力頂き症例データを収集し解析する等の臨床研究も多く行っております。私自身も社会人大学院生であり、生体ブタを用いた研究を行っております。具体的には、生体ブタに対して全身麻酔を施し、内視鏡スコープを挿入して新たな治療法やデバイスの開発に携わる研究を行っています。上級医のサポートも手厚く研究に興味がある方も当科で充実した日々を過ごせることと思います。
 以上のように様々な面において学べる環境が整っております。消化器・肝臓内科の魅力は多岐にわたりますが、まずは内視鏡に触れてみることが楽しさを知る第一歩と思います。皆さんと一緒に診療及び研究をできることを楽しみにしています。

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