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循環器内科

教授 石井 秀樹

 数年前より「2025年問題」が叫ばれております。2025年までに団塊の世代が75歳以上になることにより、医療や介護等の社会保障費急増が懸念される問題などのことをいいます。近年の統計では、心不全患者さんは国内に120万人いるといわれています。そして心不全で亡くなる方は年間約8万人、致命率が高いと言われる急性心筋梗塞で亡くなる方は約3万7千人もいます(なお、心臓病全体では年間20万人といわれています)。しかしながら、この数は今後の高齢化人口の増加と共に、益々増えることと考えられます。COVID-19感染者数や亡くなった方の数値については、新聞やテレビで皆様が毎日のように目になさると思いますが、前述の心不全や急性心筋梗塞でお亡くなりになる方の数と比べていただくと、心臓で亡くなる方が如何に多いのかお分かりいただけるかと思います。

 その2025年には、群馬県の65歳以上高齢者人口は58万2千人となり、全人口の3割を超えることが想定され、その割合は日本全体の平均値を上回ることが想定されています。つまり、群馬県では今まで以上に心血管病に立ち向かう対策をたて、治療に当たる医師を育成することは群馬大学に与えられた使命として大きなものがあると考えております。

 COVID-19 pandemic禍では、他国と比べて極めて低い死亡率となっています。一方、COVID-19 pandemic禍の中で隠れていた、あるいは知らない間に進行してしまっている心血管病がじわじわ増えるのではないかと懸念しております。まさに心血管病と闘う我々の出番は益々増えると思います。その一方、医師としては、循環器のみならず幅広い内科的知識を得ることは極めて重要であると思っております。特に高齢化で、多くの併存疾患を有する方が極めて増えている状況の中ではなおさらのことです。内科を志していただく先生方には、群馬大学にある内科7分野で協力して、様々な疾患の知識を習得するとともに十分な症例とその治療法を得ていただけるように努力しております。

 研究について、臨床面、基礎、それらをつなぐトランスレーショナルリサーチでも群馬大学循環器内科では着実に実績を上げてきました。また現在も色々なことに挑戦をしております。興味がある先生は是非気軽に相談にお越しください。お待ちしています!

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