新着情報

更新日:2016.06.09

カテゴリー:

 消化器・肝臓内科で主に消化管癌の内視鏡診断及び治療、機能性消化管疾患の診療を行っています。

 私が研修した頃は、今と違って昔の研修制度でしたが、旧第1内科で1年間研修した後に、旧第2内科と旧第3内科で3か月間ずつ研修をさせていただきました。群馬大学出身ではない私にはこのローテーションは他科の先生方を知る良い機会であり、指導していただいた先生方には今も臨床面だけではなく研究面でも大変お世話になっております。
 専門には消化器・肝臓内科、特に消化管運動を選びました。本邦ではほとんど専門家がいない消化管運動を専門に選んだ最も大きな要因は、研修時に胆道機能異常の症例を担当したことでした。非常に診断が難しい症例でしたが、機能性消化管疾患に対する診療の重要性を認識する良い機会となりました。幸運にも当院は消化管運動では本邦を代表する施設であり、消化管運動の診療及び研究を行う環境が整っていました。さらにアメリカ合衆国のウィスコンシン医科大学に留学することもでき、この留学で得た知識や経験は大変役に立っています。
 消化管運動の診療はやりがいがあるものの、やはり消化器内科の日常診療の中心は、内視鏡検査と治療です。近年の内視鏡診断・治療の発展は著しく、非常に高度な技術が必要になっています。高度な内視鏡診療に携わるために、内視鏡治療で世界をリードしている国立がん研究センター中央病院で1年間内視鏡治療の研修させていただきました。短い期間でしたが高度な内視鏡技術を勉強でき、さらに日本を代表する先生方と知り合えたのは非常に大きな財産になっています。
 高度な診療や最先端の研究を行うには、通常の研修だけではなく、更なるステップが必要になることもあります。大学には最先端の知識や技術を習得するために国内外の先進施設に留学した経験をもつ医師がたくさん在籍しており、こうした先生方の経験を聞くことができることは大学で研修を行う大きな利点の1つと思います。後期研修の段階ではまだ具体的にイメージできないかもしれませんが、将来のビジョンをもって研修を行うことも重要と思います。皆さんと一緒に診療及び研究をできることを楽しみにしています。